依頼できるリアルターは1人
依頼した一不動産屋との契約を専任媒介契約と言いますが、アメリカでは、この専任媒介=「リアルターが1人で」
サービスする形が一般的です。
日本では複数の不動産屋と媒介契約を結ぶ一般媒介契約が当たり前ですが、アメリカではトラブルの元になります。
しかしながら、知らずに複数のリアルターに連絡を取ってしまう日本人の方は、意外に多いものです。もし複数のリアルター
に連絡を取ってしまった場合は、気が付いた時に、すぐに1人のリアルターに絞ることが必要です。なぜなら裁判の可能性に
なる場合もあるからです。
すでに家の紹介をしたリアルターは、日本の事情に精通しているとも限りませんので、まさかお客様が複数のリアルターの
連絡しているとは、予測していないかもしれません。普通は、自分と取引ができるもだと考えています。
しかし、お客様がその後に他のリアルターにも依頼して、実際には後者のリアルターから紹介された家を購入したり、
賃貸でしたらリース契約を結んだとします。そして、そのことが後から判明した場合、最初に家を案内したリアルター
が、後から取引を行ったリアルターの所属する会社や、それを依頼したお客様に対して賠償請求(紹介料など)を
求めて来る可能性があります。アメリカは賠償社会でこういったケースは起こりうることですから、注意することが賢明です。
フルタイムのリアルターが便利
ここヒューストンは、パートタイムのリアルターの方が圧倒的に多く、私自身も初めてヒューストンで物件を
購入した時、気付かずに平日に不動産以外の仕事をしているパートタイムのリアルターに依頼してしまいました。
1度リアルターを決めますと変更は大変ですので、最初に慎重に確認されてから選ぶことをおすすめします。
私はフルタイムで、平日のみならず土日も休まずにサービスを提供していますが、リアルターはコミッション制ですので、
別に一定収入が見込める本業を持ってる人が珍しくありません。フルタイムのリアルターの方がコンタクトも取りやすい
ですし、融通が利きますので便利だと思います。